2026年4月、もしもアフィリエイトから1通のメールが届きました。
「フクラボのメディア登録を削除しました」という内容でした。理由は、ブログ記事に載せていたAI生成の漫画画像。ノートPCの天板にAppleのリンゴマークが描かれていて、著作権・商標権侵害の恐れがある画像と判断されたそうです。
この記事では、AIに漫画を描かせてブログに載せている人に向けて、私が実際に経験したアフィリエイト停止の事例と、同じミスを防ぐためのチェックリストをまとめます。
- 何が起きて、どう復旧したのか(時系列の事実)
- AIがなぜ「指示していないブランドロゴ」を描いてしまうのか
- アフィリ停止を防ぐためのプロンプト・目視チェック項目
※ 本記事は私個人の実体験の記録です。ASPの審査基準は運営側の裁量があるため、同じ画像で同じ判断になるとは限りません。
2026年4月、もしもアフィリから「メディア登録削除」のメールが届いた

2026年4月22日の朝、普段通りにメールをチェックしていた私は、もしもアフィリエイトからの1通で固まりました。
件名: 【重要】ご登録頂きましたメディア削除のご報告(もしもアフィリエイト)
本文には、このように書かれていました。
・登録削除理由:
特定の企業名や商品、キャラクター、著名人に酷似したものや容易に想起できる画像の掲載は著作権侵害・商標権侵害となる恐れがございます。・問題があると思われるページの例:
https://fuku-ai-lab.com/smile-zemi-review/
もしもアフィリエイトには、フクラボ(当ブログ)を「AI×ワーママの研究室」というメディア名で登録していました。削除されたのは「アカウント全体」ではなく「メディア登録」のみですが、その時点からもしも経由のアフィリリンクが機能しなくなるため、実質は収益源の一時停止です。
削除されたページはスマイルゼミのレビュー記事
メールで名指しされていたのは、スマイルゼミの体験レビュー記事でした。記事の冒頭に、AIで生成した4コマ漫画を1枚挿入していたんです。
その漫画の1コマで、ノートPCの天板にAppleのリンゴマークがはっきり描かれていました。私自身、生成した時には気づいていませんでした。

「これはまずい」と気づいたのは、メールを読んで画像を確認した瞬間でした。プロンプトでは「generic laptop(一般的なノートPC)」と指定していたはずだったんです。
原因: AIが勝手にロゴを描いていた


問題の根本は、AI画像生成ツール(私の場合はGemini 3 Pro)の挙動にありました。
使っていたのはGemini 3 Pro
私がブログ記事の冒頭漫画を作る時に使っているのは、GoogleのGemini 3 Proの画像生成機能です。プロンプトに英語で構図とスタイルを指示すると、指定した雰囲気の4コマ漫画を出力してくれます。
プロンプトで「generic laptop」と指定していた
実は、過去に同じ問題で注意していたため、漫画のプロンプトにはこう書いていました。
A mom sitting at a table with a generic laptop, looking at the screen.
「generic laptop(ブランド名のない一般的なノートPC)」と明示的に指示していたんです。それでも、生成された画像にはAppleのロゴが描かれていました。
AI画像生成は「指示していないブランド」を描くことがある
AI画像生成ツールは、学習データの中にAppleのノートPCの画像が大量に含まれているため、「ノートPC = Apple風のシルバーのデザイン+リンゴマーク」を連想して描いてしまうことがあります。プロンプトで「generic」「no logo」と指定しても、完全には回避できないのが現状です。
これはGeminiに限らず、ChatGPT(DALL-E)・Midjourney・Stable Diffusionなど、ほぼすべてのAI画像生成ツールに共通する課題です。
もしもの削除理由を正確に読む


もしもアフィリエイトから届いたメールの削除理由を、改めて丁寧に読み返しました。
特定の企業名や商品、キャラクター、著名人に酷似したものや容易に想起できる画像の掲載は著作権侵害・商標権侵害となる恐れがございます。
「容易に想起できる」の範囲が広い
ポイントは「容易に想起できる」という表現です。完全にロゴをコピーしなくても、「見た人がApple製品を想起する」レベルで判断対象になります。
つまり、AI漫画の1コマで描かれたリンゴマークが、Appleの公式ロゴと厳密に一致していなくても、「リンゴのシルエット + 銀色のノートPC」という組み合わせだけで対象になり得る、ということです。
対象はロゴだけではない
削除理由の文面を整理すると、対象は以下の4つに分類できます。
- 特定の企業名(例: Apple、Starbucks、Nike)
- 特定の商品(例: iPhone、MacBook、Kindle)
- キャラクター(例: ミッキー、ポケモン、鬼滅のキャラ)
- 著名人(例: 実在の芸能人・タレント類似)
AIに「人物を描いて」と指示すると、学習データの影響で実在タレントに似た顔が出てくることもあります。ロゴだけでなく、キャラクター・人物にも同じ注意が必要です。
私が取った3ステップの対応


メールを受け取ってから復活承認まで、私が取った対応を時系列で書きます。同じ状況になった時の参考になれば。
ステップ①: 問題画像の特定
もしものメールには「問題があると思われるページの例」として1本の記事URLが書かれていました。まずそのページを開き、掲載されている画像を1枚ずつ確認。冒頭の4コマ漫画にAppleロゴが描かれていることを確認しました。
削除理由の末尾には、「※このページのみとは限りません」という注意書きがあったため、他の記事にも同様の画像があると想定して対応を進めました。
ステップ②: 全公開記事のスキャン
WordPressの管理画面から公開済みの記事一覧を開き、冒頭にAI生成漫画を入れている記事をすべて開きました。私の場合、同じGemini 3 Proで生成していたため、複数の記事で似たようなロゴ入り画像が使われている可能性がありました。
実際には疑いのある画像は確認できませんでした。立ち上げの段階で画像が少なかったのもあり、目視で確認。
ステップ③: 該当画像の削除+復活申請
該当画像をWordPressのメディアライブラリから削除し、記事を更新。そのうえで、もしものメールに返信する形で復活申請を送りました。
返信文は丁寧に、以下の要素を含めました。
- 問題画像を確認したこと
- 該当画像を削除したこと
- 他の公開済み記事もスキャン・類似画像は全削除したこと
- メディア登録の復活を検討してほしい旨
復活申請を送ってから、もしもから「メディア登録の復活を行いました」という返信が届くまで、数時間でした。
同日中の復旧だったため、実害は数時間〜半日のアフィリ停止で済みました。ただし、「再登録が繰り返されると悪質な迷惑行為と判断し、もしもアカウント自体の凍結となる可能性」がメール本文に書かれていたので、2回目は絶対に起こせない状況です。
同じミスを防ぐためのチェックリスト


今回の一件を経て、私が自分のブログ運営に組み込んだチェック項目をまとめます。AIで画像を生成してブログに載せている方は、参考にしてみてください。
プロンプト段階で入れる指示
AI画像生成のプロンプトに、ブランドロゴを避ける指示を明示的に追加します。
The laptop must have NO logos, NO Apple logo, NO brand markings. Plain generic laptop only. No Apple, no Starbucks, no Nike, no branded items visible anywhere in the image.
ただし、これだけでは完全には防げません。AIは指示を守らないことがあるため、生成後の目視チェックが必須です。
生成後の目視チェック項目
生成された画像1枚ずつについて、以下を目視確認します。
- ノートPC・タブレット・スマホにロゴマークが描かれていないか(リンゴ、Windows、Google等)
- カップや紙袋にStarbucksの人魚、McDonald’sのM等のロゴが入っていないか
- 服・靴にNikeのスウッシュやAdidasの三本線が描かれていないか
- 実在キャラクター(ミッキー・くまのプーさん・ポケモン・ジブリ等)に類似した描写がないか
- 人物の顔が実在のタレント・著名人に似すぎていないか
既存記事の定期スキャン
過去にAI生成画像を使った記事がある場合、四半期に1回程度の定期スキャンをおすすめします。目視で確認するか、画像の一覧ページを作って並べて見ると効率的です。
私自身も、今回を機に過去記事の全画像をチェックし、怪しい画像は差し替え・削除しました。アフィリ収益を守るための必要経費と考えています。
ASP別の削除リスクを知っておく
今回削除されたのはもしもアフィリエイトでしたが、基準が厳しいのはもしもだけではありません。
- もしもアフィリエイト: メディア登録ごと削除。同じアカウントで再発すると凍結リスク
- A8.net: 個別プロモーションの提携解除・案件却下のパターンが多い
- 楽天アフィリエイト: 著作権侵害は楽天ID凍結リスク
- Amazonアソシエイト: 著作権侵害はアカウント停止の例あり
どのASPでも、著作権・商標権侵害は一撃停止の対象になり得ます。「AI生成だからOK」ではありません。



AIが生成した画像でも、そこに実在ブランドのロゴやキャラクターが入っていれば、「AIが描いたから著作権侵害にならない」という言い訳は通用しません。画像を使う最終判断は人間(ブログ運営者)が取っている以上、責任もこちらが負います。
AI時代のブログ運営で気をつけたいこと
今回の経験から、AIを使ってブログを運営している人に伝えたいことを3つにまとめます。
AIは「指示を守らない」ことがある前提で動く
プロンプトで「ロゴを描かないで」と指示しても、AIは描くことがあります。学習データに引っ張られる構造的な課題があるためです。
「AIに指示したから大丈夫」ではなく、「AIは指示を完全には守らないから、最後のチェックを人間がやる」という姿勢に切り替える必要があります。
最後のチェックは人間がやる
AI生成画像をブログに載せる前に、必ず目視で確認する習慣をつけます。枚数が多いと面倒ですが、1枚あたり5秒程度の確認で済みます。
ブログ運営全般に言えることですが、AIで効率化できるのは「生成」までで、「最終責任」は人間にしか取れません。
アフィリは一撃で止まる。再発でアカウント凍結の前例がある
今回は数時間の停止で復旧しましたが、ASPの運営ポリシーには「再登録が繰り返されると悪質な迷惑行為と判断し、アカウント凍結の可能性」と書かれていました。
つまり、2回目は許されない可能性が高い、ということです。アフィリ収益を事業として考えている人ほど、この一撃の重さは想像できるはず。
まとめ
- 2026年4月、AI生成漫画内のAppleロゴが原因で、もしもアフィリからフクラボのメディア登録が削除された
- プロンプトで「generic laptop」と指定していたが、AIが勝手にAppleロゴを描いた
- 画像特定→全記事スキャン→削除→復活申請の3ステップで同日中に復旧
- 再発するとアカウント凍結リスクあり。プロンプト強化+生成後目視チェックが必須
- ASPに限らず、著作権・商標権侵害はAI生成でも責任を問われる
AIで画像を生成してブログに載せるのは、効率的で私も続けています。ただ、生成任せにせず、最後のチェックは必ず人間がやる。この1ステップで、アフィリ収益を守れます。
同じ状況になった方の参考になれば嬉しいです。私のように数時間で済むとは限らないので、発生する前の予防を強くおすすめします。
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